もう2ヶ月も前の話しですが、沖縄の那覇地裁で、あるリゾート開発差止め訴訟に判決が下りました。
判決は「開発行為は違法性が無く、原告の請求を棄却する」
この開発問題は、西表島北部にある月ヶ浜(現地名トドマリ浜)で、ユニマットグループが建設した『ニラカナイ・リゾート』という前時代的なリゾートホテルの自然破壊行為です。
地域住民達の度重なる説明要求の無視、
開発を誘致した竹富町役場による反対派への弾圧(町営住宅からの立ち退き命令もあった)、
ずさんでデタラメな環境調査、
町有林指定を強引に変更しての伐採、
「環境への配慮」という約束の反古
・・・etc・・・・
まだまだありますが、その出鱈目ぶりは書ききれるものではありません。
詳しい経緯は下記のサイトを見ていただいた方が良いと思います。
西表の自然を愛する会
西表島リゾート開発差止訴訟のHP
BLACKBISI'S HOME PAGE (西表島の未来を考える。)
特に、↓この証人尋問でのユニマット側のしどろもどろな回答は失笑もののネタです。
http://www.geocities.jp/iri_omo_te/jinmon0920.html
まさか、21世紀の日本に、こんなバブル期以前のような時代遅れな話しがあったとは・・・。
私も3年前に新婚旅行で西表を訪れ、トドマリ浜の近くのペンションに泊まりました。
西表は夜になると本当の闇に包まれ、空には満天の星、地にはそれを映したかのようなヤエヤマボタルの光。
他では滅多に経験できない、とても清らかな夜でした。
それが今では
阿呆のように照明をガンガン灯し、せっかくの闇を台無しにしているホテルが建ってしまいました。
毎年闇夜に産卵に来ていたウミガメは、ホテルがオープンして浜から闇が消えた去年は1匹も来なかったそうです。
そのうえ、世界でこの浜にしか生息していない『トドマリハマグリ』という二枚貝は、建設してから生きた個体が見つかっていないそうです。
半端に残されたモクマオウの林は海風や波の直撃にあって立ち枯れて倒れ、砂浜は急激に侵食されています。
私が感動した浜周辺の景色は、見るも無残な自然破壊のお手本に・・・。
おかげでホテル周辺の景色は宣伝に使えないものだから、ホテルから離れた場所の写真や、
酷い物では東南アジアかなんかで撮った西表とは関係の無い写真を使っているとか。
これだけかけがえの無い自然を破壊し、西表島の観光資源を破壊しているにも関わらず、
日本の法律では無罪なのです。
まぁ、誘致したのは前竹富町長(後に町民から大バッシングにあって辞任)ですから、
法に触れないように巧いこと連携したんでしょうけど・・・
日本はまだまだ遅れています。
Biosphereトップページへ・・・