モン族刺繍ジャケット
ベトナムには54もの少数民族が共存しています。このジャケットは中国との国境に近い
ラオカイ県のサパに住むモン族の人達が全て手作りで作ったものです。
草木染めの布にパッチワークやクロスステッチが施されてあります。
大変手の込んだ見事な文様で落ち着いた色合いなので男女を問わず、着ることが出来ます。
これらの少数民族の人達は町から離れた山中で自給的な暮らしをして来ましたが、都市化の進行とともに、テレビ、車などがあこがれのシンボルとなり、くらしにお金をが不可欠になってきています。
その反面、環境保護から焼畑の禁止、かつて中国の国民党が資金源として奨励したケシ栽培の禁止など収入の手段がうばわれてきています。
都市に働きにでた人達はもとの生活に戻ることはできず、借金をしてまでも「豊か」な生活を求めるようになります。そこから人身売買による児童売春、エイズ、などの問題が広がっています。
独自の文化を守って自給自足で助け合って生活してきたのだから、そのまま文明と離れて暮らしていれば良いという意見も先進国のエゴにすぎないかもしれません。
売春などに利用されないような教育、収入の手段、医療、衛生面での支援が必要とされています。